日本の広葉樹一覧

広葉樹(こうようじゅ)

広葉樹

アオギリ アカシデ アカメガシワ アキニレ イヌガシ ウリハダカエデ エゴノキ エノキ オオバヤシャブシ オニグルミ カエデ カツラ クスノキ クヌギ ケヤキ コナラ サクラ シラカバ スギ タブノキ トチノキ ナラ ハンノキ ヒメシャラ ブナ 

アオギリ(青桐)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ10~15mに成長する落葉樹。大きな手のひら型の葉を持ち、緑が濃い。夏に黄色い花を咲かせる。成長が早いことで知られ、街路樹や庭木としても利用される。木は軽くて柔らかく、加工しやすい。
  • 用途: 軽量のため、合板や箱材として利用されるほか、楽器や家具の材料にも用いられる。若木の枝葉は家畜の飼料にもされることがある。

アカシデ(赤四手)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ10~15mの落葉広葉樹。葉は細長く、葉脈がはっきりしている。秋には黄色く色づき、紅葉が美しい。樹皮は灰色で滑らか、しばしば細かい縦の割れが入る。枝が細くて柔軟なため、曲がりながら成長することが多い。
  • 用途: 木材は硬く、器具や道具、細工物に使われる。特に木槌などの打撃用工具に適している。

アカメガシワ(赤芽槲)

  • 分布地域: 全国
  • 特徴: 高さ10~15mの落葉樹。新芽が赤いのが特徴で、春には鮮やかな赤い若葉を出す。夏に小さな黄色い花をつけ、実を結ぶ。比較的成長が早く、荒地にも強いため、開発地や伐採地の緑化にも使われる。
  • 用途: 若い木は樹皮が滑らかで、しばしば民間療法で皮を煎じて薬用に利用されることがある。

アキニレ(秋楡)

  • 分布地域: 北海道から九州
  • 特徴: 高さ10~20mの落葉樹で、秋になると楕円形の葉が黄色く紅葉する。葉は小さく、鋸歯があり、表面がざらざらしている。乾燥や寒さにも強く、都市環境にもよく適応するため、街路樹としてよく植えられる。
  • 用途: 木材は硬く、耐久性が高いため、家具や建材、道具類に使われることがある。

イヌガシ(犬樫)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ10~20mの常緑広葉樹。葉は濃緑色で光沢があり、楕円形。比較的小ぶりの木で、成長が早い。春に小さな花を咲かせ、秋には黒い小さな実をつける。
  • 用途: 木材は軽くて柔らかいため、建材にはあまり使用されないが、植栽や庭木、街路樹として人気がある。

ウリハダカエデ(瓜膚楓)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ10~15mの落葉樹で、幹の表面が滑らかで緑色を帯び、ウリのような模様が特徴的。葉は手のひら状で秋には鮮やかに赤や黄色に紅葉する。樹皮は若いときに特に目立つ。
  • 用途: 木材は硬く、家具や細工物に利用される。また、観賞用として庭木や街路樹としても植えられる。

エゴノキ(野茉莉)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ5~10mの小型の落葉樹。春から初夏にかけて、白い小さな鐘状の花が下向きに咲く。葉は卵形で、鋸歯があり、柔らかい。
  • 用途: 観賞用として庭木に使われることが多く、また、実は石鹸のような成分を含むため、古くは洗浄用に使われたことがある。

エノキ(榎)

  • 分布地域: 全国
  • 特徴: 高さ20m以上に成長する大木。葉は広楕円形で、ざらざらした感触があり、秋には黄色く紅葉する。樹皮は暗灰色で、深い割れ目が入ることがある。成長が遅いが、長寿命で耐久性が高い。
  • 用途: 木材は硬くて強靭で、家具や建築材、道具に利用される。また、庭木としても人気がある。

オオバヤシャブシ(大葉杓子)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ10~15mの落葉広葉樹。葉は大きくて幅広く、表面は緑色、裏面は白っぽい。湿地に多く自生し、土壌の改良に役立つ。春には雄花と雌花が同時に咲き、秋には丸い果実をつける。
  • 用途: 木材は軽く柔らかいが、耐久性は低い。薪や木炭の材料として使われ、また、根は窒素を固定する性質があり、植林の際に土壌改善に貢献する。

オニグルミ(鬼胡桃)

  • 分布地域: 北海道から九州
  • 特徴: 高さ20mにも達する落葉樹。葉は長さ30~50cmの羽状複葉で、秋には黄褐色に紅葉する。果実は硬い殻に覆われた胡桃(くるみ)で、食用として親しまれる。樹皮は灰色で、深い割れ目が特徴。
  • 用途: 木材は美しい杢を持ち、家具や工芸品に使われる。実は食用として広く利用され、油や菓子の材料にもなる。

カエデ(楓)

  • 分布地域: 全国
  • 特徴: 高さ10~25mの落葉樹で、葉が手のひらの形に分かれるのが特徴。秋には鮮やかに赤や黄色に紅葉する。幹や枝が細く、樹形が美しいため、観賞用としても人気が高い。
  • 用途: 木材は堅く、美しい木目を持つため、家具や床材、楽器、彫刻品などに使用される。また、紅葉が美しいため、庭木や公園の植樹としても重用される。

カツラ(桂)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ20~30mの落葉樹。葉はハート形で、秋には黄色に鮮やかに紅葉する。新緑の季節には独特の甘い香りが漂う。湿地を好んで生育するが、乾燥にも比較的強い。
  • 用途: 木材は軽くて柔らかく、加工しやすいため、家具や工芸品に使われる。また、樹形が美しいため、観賞用の庭木としても重用される。

クスノキ(楠)

  • 分布地域: 本州(関東以西)、四国、九州
  • 特徴: 高さ30m以上にもなる常緑広葉樹。葉は楕円形で光沢があり、独特の芳香を放つ。幹は太く、樹齢が長いものだと巨木に成長する。春に緑色の小さな花を咲かせ、秋には赤い実をつける。
  • 用途: 木材は非常に耐久性があり、家具や建材として重宝される。また、防虫効果のある樟脳が取れるため、昔から防虫剤として使われてきた。

クヌギ(櫟)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ20mほどの落葉広葉樹。葉は楕円形で、縁に鋸歯がある。秋にはドングリをつけ、動物の重要な食料源となる。樹皮は厚くて割れやすい。
  • 用途: 木材は硬く、炭や薪に適している。特にクヌギ炭は高品質な炭として知られる。また、昆虫(カブトムシやクワガタムシ)などが集まるため、里山に植えられることが多い。

ケヤキ(欅)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ30m以上に達する大木。葉は卵形で、夏は濃い緑色をしており、秋には美しく黄色に紅葉する。幹は太く、独特の樹皮が縦に裂ける模様が特徴的。非常に長寿命の樹木としても知られる。
  • 用途: 木材は非常に強く、耐久性が高い。家具や建築材、特に寺社建築や城郭などに使われてきた。また、美しい木目を持つため、器具や細工品にも利用される。

コナラ(小楢)

  • 分布地域: 北海道から九州
  • 特徴: 高さ15~20mの落葉樹。葉は卵形で、秋には黄色や赤に紅葉する。ドングリを実らせ、樹皮は灰色で細かい縦の割れがある。成長は早いが、寿命はそれほど長くない。
  • 用途: 木材は薪や炭に適しており、特にナラ炭は茶道やバーベキューに使われる高品質な炭として評価される。また、家具や建築材としても使われる。

サクラ(桜)

  • 分布地域: 全国
  • 特徴: 高さ5~20mの落葉樹。春には美しいピンク色の花を咲かせ、日本の春を象徴する花として親しまれている。葉は楕円形で、秋には赤や黄色に紅葉する。樹皮は滑らかで、若木のうちは光沢がある。
  • 用途: 木材は硬く、耐久性があり、家具や楽器、細工物に使われる。また、花や葉は食材としても利用され、桜餅や桜の塩漬けなど、食文化にも深く関わっている。

シラカバ(白樺)

  • 分布地域: 北海道、本州中部以北
  • 特徴: 高さ20mほどの落葉広葉樹。白い樹皮が特徴で、明るい森を作り出す。葉は菱形で、秋には黄色に紅葉する。樹皮は剥がれやすく、成長が早い樹木として知られる。
  • 用途: 木材は軽く、加工しやすいため、家具や内装材、パルプなどに使われる。また、樹皮は観賞用としてインテリアに利用されることもある。

スギ(杉)

  • 分布地域: 全国
  • 特徴: 高さ30m以上にもなる常緑針葉樹。円錐形の樹形で、成長が早く、まっすぐに伸びる。葉は針状で、年中緑色を保つ。日本の植林木として広く栽培されている。
  • 用途: 木材は軽くて強度があり、耐水性にも優れているため、建築材、家具、風呂桶などに広く使われる。また、香りが良いため、神社や寺院の建材としても重用される。

タブノキ(椨)

  • 分布地域: 本州(関東以西)、四国、九州、沖縄
  • 特徴: 高さ20m以上に成長する常緑広葉樹。葉は革質で楕円形、濃い緑色をしており、年中その葉を保つ。幹は太くて丈夫で、灰色の滑らかな樹皮が特徴的。暖かい地域の沿岸部に多く見られる。
  • 用途: 木材は硬く、耐水性に優れているため、船材や建築材に使われる。また、タブノキは防風や防潮の役割も果たすため、海岸沿いの植栽としても重要である。

トチノキ(栃の木)

  • 分布地域: 本州、四国、九州
  • 特徴: 高さ20m以上になる落葉広葉樹。大きな手のひらのような形をした葉が特徴で、初夏には白い花を咲かせる。実は大きな栗のような形をしているが、食用には向かない。湿潤な土地を好む。
  • 用途: 木材は軽く柔らかいため、加工しやすく、家具や器具、工芸品に使われる。また、トチノキの木材は、美しい杢(もく)模様が出やすいため、特に高級家具や楽器にも利用される。

ナラ(楢)

  • 分布地域: 北海道から九州
  • 特徴: 高さ20~30mに成長する落葉広葉樹で、葉は楕円形の鋸歯がある形をしています。秋には鮮やかな黄色や橙色に紅葉し、景観にも美しい木です。ナラにはコナラ(小楢)とミズナラ(水楢)といった種類があり、特にミズナラは木材としても高く評価されています。
  • 用途: ナラの木材は硬く、耐久性が高いため、家具や建築材、特にフローリング材として人気があります。木目が美しく、カウンターや内装材にも利用されるほか、薪としての燃焼効率が良いことから、古くから燃料にも重宝されています。

ハンノキ(榛)

  • 分布地域: 北海道から九州
  • 特徴: 高さ10~20mの落葉広葉樹で、湿地や川沿いに多く自生しています。丸い形をした葉を持ち、春には小さな花を一斉に咲かせます。幹は比較的細く、成長も早いことが特徴。耐水性もあるため、河川の土砂流出を防ぐための樹木としても植えられています。
  • 用途: 木材は柔らかく加工がしやすいため、木工品や道具の柄に使われるほか、湿地帯の植栽にも適しています。木材は柔らかく扱いやすい反面、湿気に強いため、水辺の護岸材としても使用されます。

ヒメシャラ(姫沙羅)

  • 分布地域: 本州(関東以西)、四国、九州
  • 特徴: 高さ10~15mの落葉広葉樹で、成長が遅いのが特徴です。葉は楕円形で、初夏に白い小さな花を咲かせます。樹皮が独特の美しい赤褐色を帯び、滑らかで剥がれやすい特徴があります。樹皮の模様が独特で、観賞価値が高いため庭木としても人気です。
  • 用途: 木材は緻密で、細工物や小型家具に使われるほか、庭園樹や盆栽としても鑑賞価値が高く、装飾的な樹木として人気があります。

ブナ(橅)

  • 分布地域: 北海道から九州
  • 特徴: 高さ20~30mに成長する落葉広葉樹で、滑らかな灰色の樹皮が特徴です。葉は卵形で、春には若葉が鮮やかに芽吹き、秋には黄色く紅葉します。ブナの森は「緑のダム」としても知られ、保水力が高いため土壌の保水性を保ち、自然環境の保護に貢献しています。
  • 用途: 木材は硬く、家具や床材、器具に利用されるほか、薪としても重宝されています。また、成長したブナの森は観光地としても親しまれており、日本の里山風景には欠かせない存在です。

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